夫に海外赴任の辞令が!
妻である自分も仕事を持っている。
世間から見たら大したことないと言われるかもしれないが、
自分なりに仕事は頑張ってきた。
そのキャリアを捨ててまで帯同するべきなのか?
両親は大丈夫だろうか?
子供はちゃんと海外生活に慣れてくれるだろうか?
異国の地で孤独に耐えられるのだろうか?
いろんな事がぐるぐる渦巻いてしまいますよね。
海外赴任に家族帯同するべきか、単身で行ってもらうべきか悩んでいる
この記事は、こんな悩みを抱えた方へ向けて書いています。
私が、そのぐるぐる状態から脱した経験をまとめました。
ご参考になれば幸いです。
目次
海外赴任に帯同する?単身?
周りに相談しまくる
親友・会社の上司・同僚・ママ友・両親…
もやもやした気持ちを抱えたまま、とにかく周囲の人々に軽く相談しました。
ただ、お互いに忙しい毎日。本当にじっくり時間をかけて話をすることはできませんでした。
また、それぞれの立場も考えると本当に心からすべてをさらけ出して話をすることはできませんでした。
話を聞いてもらえたことで幾分か気分が楽になったものの、根本的な解決にはなりませんでした。
特に会社の上司には逆に心配をかけてしまい、反省…。
メリット・デメリットを書き出す
次に、とにかくカオスな頭の中を整理したくて、海外赴任帯同のメリット・デメリットを書き出しまとめてみました。
メリット
- 英語が学べる
- 海外で生活という貴重な経験
- 家族の絆が高まる(かも)
- 自分のまとまった勉強時間がとれる(かも)
デメリット
- ワンオペに耐えられるか不安
- 日本に戻ったら自分のキャリアは全て無くなるのではないか
- 子供が学校に慣れることができるか不安
- 駐在妻コミュニティみたいなものがなんか怖そうで不安
- ママ友できる自信がない
- 両親ともすぐ会えないので孤独を感じそう
- コロナが不安
デメリットの方がスラスラ書けました。(笑)
書き出してみることによって幾分か客観的に見ることはできたものの、
まだ心のもやもやは取れませんでした。
海外こころのヘルプデスク24時
「海外こころのヘルプデスク24時」は、
海外在住者と渡航前・帰国後の方のこころのケアに取り組むボランティアの非営利相談機関です。海外在住者もしくは海外経験者により運営されています。
回答期限も近づき、メンタル的にナーバスになってきた私は、こちらの相談機関を利用することを決めました。
相談はzoomの音声のみで行われ、プライバシーに配慮しながら相談員の方がとても丁寧に寄り添いながらお話を聞いてくださいました。自分の不安な気持ちを、何のしがらみもない立場の方に受け止めてもらえたことで心がとても軽くなるのを感じました。本当に心からの自分の気持ちを話すことができました。
ここで初めて、自分の心の中のもやもやが消えていくのを感じました。
ただ、まだ自分の中で結論は出せないでいました。
「海外赴任=これまでのキャリアが全てなくなる」と思っていたのですが、
相談員の方から、現在のキャリア×英語のように海外へ行くことが自分の新たなキャリアを築くきっかけにもなるというお話も聞くことができました。
海外赴任に対するマイナスイメージが少しプラスイメージに傾くように!
ここまでで発見した「気付き」
ここまで来て、改めて書き出した「海外赴任のメリット・デメリット」を見てみました。
すると「分からない」ことによる不安がデメリットの大半を占めていることに気づきました。
「分からない」を解決する
「それなら分からないことが分かれば解決するじゃん!」
と相談後少しポジティブ思考で強気(笑)になっていた私は即行動。
夫にお願いして会社の海外赴任経験者の奥様2名とそれぞれコンタクトを取らせてもらいました。
コロナの関係で直接会うことはできないので、
初対面からLINEのやり取りで失礼だとは思いつつも気になることをお聞きすることに。
すると、とても親身に、わざわざ現地のお友達にも聞いたうえで、現在のコロナや休校状況、今のうちにしておいたほうが良いことなども教えてもらうことができました。
このことにより、デメリットに挙げていた不安がかなり軽減されました!
最後に~重要なのは「自分で決める」
最終的に私は「帯同する」という選択をしました。
決断の決め手となったのは
「やってみた後悔」より「やってみなかった後悔」の方が自分にとっては人生でダメージが大きそうだと思ったためです。
また、「夫に言われたから」「会社に止められたから」と周囲の意見を理由に決断してしまうと、
もしうまくいかなくなったときに、絶対その人を恨むだろうな(笑)とも思いました。
そういった面で今回、「自分で決めた」と思えるということはとても重要なことだと思っています。
まだまだコロナの影響で、今後渡航が延期になる可能性もありますが、
とりあえず自分で結論を出せたのは大きな一歩だと思っています。