20代ではじめて読み、育休中に再度読んだ「7つの習慣」。
読むたびに新しい発見がある自己啓発のとても有名な本です。
今回はこの本の中で「これは至言!」と思ったフレーズを
私の独断ですが紹介していきたいと思います。
目次
7つの習慣を読んだ感想
無意識にレンズを通して見ている
同じものや出来事を見ても人によってとらえ方が違う。それは人それぞれ持っているレンズが違うから。
大病・離婚・出産などを経て人柄や人生観・ものの見方がガラッと変わったりするのもある種のパラダイム転換です。
かくいう私も子供を持つという経験を経て、世の中の見え方が大きく変わりました。常に意識していないと、レンズの存在に自ら気付くことって結構、難しいですよね。
黄金の卵を産むガチョウの話
いくら黄金の卵が欲しいからと言って、早く産めとガチョウを殺してしまっては、元も子もありません。かといってガチョウを一生懸命育てることに集中して黄金の卵には一切見向きもしないのも、何のために育てているのかわからなくなってしまいます。
本書では「ガチョウ」「黄金の卵」、どちらにもバランスよく集中を向けることの大切さを説いています。
例えば、子供の持ち帰ったテスト結果だけを見て一喜一憂するのは、「テスト結果=黄金の卵」だけに集中している状態といえます。私も、「オイッ!」と言いたくなる時あるので気を付けます…。
刺激と反応の間にある選択の自由
この言葉には本当に衝撃を受けました。投げかけられた言葉に対して、怒るにしろ、喜ぶにしろ、泣くにしろ、笑うにしろ、私たちはそういう反応をするということを「選択」しているのです。
もちろん人から罵られたりしたら咄嗟に怒りが湧いてきます。でもそれをどう表現するかは自分の自由なのです。そしてそこで意識的に反応を自分で「選択」することにより、自分の置かれている状況は変えることができると本書では述べられています。
インドのガンジーなど苦境に立たされた場合でも、その反応を選択することにより周囲に影響を与え、世界を変えたエピソードなどが添えられていてとても勇気づけられる言葉ですね。
関心の輪より影響の輪に集中を
自分が影響を及ぼすことができる範囲を「影響の輪」と呼びます。その外にあるのが「関心の輪」こちらは、自分の力ではどうしようもないことを指します。
本書では関心の輪ではなく影響の輪に集中することの大切さを説いています。
たとえば、今年世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスですが、精神的に病まないためにも大切なことだと思います。毎日の感染者数(関心の輪)に一喜一憂するのではなく、感染対策や健康維持など自分にできることを実際に行動にうつすこと(影響の輪)に集中したいですね。
理解することに投資すべき
理解することを省いた結果、良かれと思って言う助言がかえって相手を気付つけてしまうことって確かにありますよ。物に対しては能率重視、人に対しては効果重視と本書では述べられています。つい人に対しても能率を重視してしまう私にとっては、なかなか難しいです。
相手を理解することに時間を費やした方が、目標に対して遠回りなようで近道なのです。
相違点にこそ価値がある
人と違うことはそれだけで価値のあること。この言葉だけで大きな勇気をもらえます。
確かに、「平均的な能力を持った同じタイプの人が集まるチーム」より、「さまざまな強みを持つタイプの人がお互いを尊重しながら組むチーム」の方が大きな結果が出せそうな気がしますね。
貢献は最大のエネルギー源
収入は生きていく上で大切なもの。
ただ「与えられる報酬」よりも「周りへ影響・貢献できているという実感」の方が、より強い原動力になりえます。
確かに自分も仕事上、何か仕組みを変えたい・改善したいという衝動が原動力になっている瞬間が確かにあります。
他の人の仕事を見ていても同じように感じる瞬間があります。
最後に
今回、3度目として「7つの習慣」を読んでみました。
同じ本を読んでも、自分の人生のステージによって心を打つ部分は変わってきます。
と同時に、自分の物事のとらえ方も少しずつ変わっていたことも感じました。
何回読んでも新しい発見がありました。
それがこの「7つの習慣」の魅力です。